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キャスター・車輪

キャスター・車輪

台車には、ほとんどの場合「キャスター」や「車輪」が取り付けられています。
この「車輪」や「キャスター」は、どのようなものなのでしょうか。
実はさまざまな種類があり、その特性や素材も色々です。
ここでは、台車になくてはならない「キャスター」、「車輪」にスポットを当てていきます。

キャスターについて

車輪の紹介をしてきましたが、車輪とキャスターはどう違うのでしょうか?
車輪自体を含めてキャスターと呼ばれることもありますが、本来は、車輪を取り付ける軸に対して車輪の中心がずれることを利用して、台車(車輪)の方向を用意に変更する機能のことを意味します。
このキャスターのおかげで、車輪は安定した走行ができるのです。

中荷重用キャスター

広く使用されている汎用キャスターで、ほとんどの台車に設置できます。
車輪の材質にバリエーションがあります。

旋回キャスター:イメージ
旋回キャスター
固定キャスター:イメージ
固定キャスター
ストッパー付き旋回キャスター:イメージ
ストッパー付き旋回キャスター
ストッパー付き固定キャスター:イメージ
ストッパー付き固定キャスター

重荷重用キャスター

重荷重用のキャスター。中荷重用に比べて重厚な作りをしており、車輪の幅も広くなっています。

旋回キャスター:イメージ
旋回キャスター
固定キャスター:イメージ
固定キャスター
ストッパー付き旋回キャスター:イメージ
ストッパー付き旋回キャスター

牽引車用キャスター

台車を牽引に使用する場合にはキャスター自体に耐久度が必要です。
牽引車用キャスターは標準のキャスター(手押し用)より強度がある作りになっています。

牽引車用キャスター:イメージ 牽引車用キャスター:イメージ
牽引車用キャスター:イメージ 牽引車用キャスター:イメージ

低床式キャスター

低床式キャスター:イメージ 低床式キャスター:イメージ
ブラケット付アジャスター:イメージ
ブラケット付アジャスター

車輪について

一般に最も多く使用されている車輪は「ゴム車輪」と「ウレタン車輪」です。これ以外にも、「ナイロン台車」や「MCナイロン車輪」、「フェノール車輪」など、作業環境や台車の特性などによって、もっとも効果的な車輪が使われています。具体的な特性を上げると、耐水、耐熱、耐油などがあります。

ゴム車輪

最も一般的使われている車輪です。ゴムなので弾力性があるのが特徴で、凸凹の路面でも安定した走行を実現できます。また、費用もかからないのも大きなメリットといえるでしょう。通常では「ゴム車輪」が基本として使われています。

ウレタン車輪

ウレタン車輪はゴム車輪に比べて耐油性、耐摩耗性に優れています。ゴムより硬い素材ですので、弾力性がないですが、最大荷重が多いなど、メリットが多いため非常に良く使われています。特に重量物運搬が多く、床面に油が付着し易い機械工場などに適しています。

ナイロン車輪

このナイロン車輪も弾力性がないですが、耐熱性、耐薬品性、耐蝕性、耐摩耗性に優れています。
また、最も大きな特徴は軽量であることです。

フェノール車輪

特に耐熱性に優れているので、高熱環境下で使用される台車に使われます。
このフェノール車輪も弾性に劣ります。